韓国 釜山金井競輪場
부산 경륜
プサン・クムジョン・キョンニュンジャン
Bicycle race track of the SPO1 park

2015年07月04日 チャレンジ

開催日確認の為の公式サイトは→こちら



その中でやっとスケジュールを発見



まるで、白い紙に”ひじき”をまき散らしたかのようなハングル文字
探すのも大変でしょうから、リンクを張っておきます→こちら
公式サイトですから大幅なデザイン変更も少ないと思います


なにげに観光案内を見てたら、競輪にチャレンジする前に是非とも行かなければならない場所を発見!
郊外にある海東龍宮寺
釜山観光の中でも上位の人気スポット

宿泊ホテル近くの地下鉄一号線 凡一(ポミル:駅番117)から乗換駅の西面(ソミョン:駅番119、219)
そこで地下鉄2号線に乗換、センタムシティ(駅番206)で降りた

韓国の地下鉄は非常に判りやすい
以前、ソウルの地下鉄ではT-money(一回用交通カード)を選んだが
カード補償金の500wをいちいち降車駅で払い戻す不便さを感じた
ここ釜山は紙の切符、その方が私には使いやすい



(↑)釜山の地下鉄切符の裏表、なぜ2枚持ってるかって?
結果的に2回キセル?(不正乗車)した


まず一回目、センタムシティ駅の改札機から出られない
駅係員の姿も見当たらない
何度か出ようとチャレンジしたがチャイムが鳴って私を通してくれない

その光景を見てたのか、通行人のおやじが近寄って来て「マタゲバイインダヨ」ってジェスチャーで教えてくれた

”地下鉄2号線のセンタムシティ駅から6番出口を出ると、目の前にロッテ百貨店があり
その前から目的地へ向かう181番のバスが出ている”



ネットで調べてた情報にしたがって行動をとった
駅を出て181番行のバス停はすぐに判ったが
これからが試練だ



バスの停留所、赤
から赤への移動だが23ヶ所のバス停を通過する
もちろん観光バスや高速バスでない市街バス
英語のアナウンスすら無い(あっても英語じゃ私には判らないと思う)


バス停ごとに書かれているハングル文字を眺めたり、数え続けたら景色も楽しめないだろう・・・

事前にネットで調べた「目的地の龍宮時国立水産科学院のバス停は
センタムシティのバス停から40分ほど走るとトンネルをぬける
その後、海が見えたらしばらく走った場所にある」の情報に任せた

トンネル→海→ハングル文字2文字、6文字、7文字そして10文字のバス停で降りる

本来なら観光客で賑わうだろうこの場所も、マーズウイルスに関して日本国内の過度な報道の為か
どこの観光地でもよく耳にする日本のおばちゃんたちの「ここよ、ここここ・・」のざわめきも聞こえないまま

なんとか、目的のバス停で降りられた





アップダウンの厳しい道のりをへて、やっと目指した場所に着いた



なぜ、そこまでこの場所に拘ったかって?
勝負の前、是非この神?仏?に手を合わせたかった
何かのご利益(ごりやく)があるだろう
前から眺めても、後ろから眺めても金(カネ)の匂いがする
苦労の量だけ感動も深い

目を閉じ「今日は勝たせて下さい」と拝んだ
と、その時
なんと、神のお告げか・・・
「あんた、よせよ!」と聞こえてくるではないか
我を疑った!

今日、競輪場には行くなって事か?・・・
ここ韓国まで来て引き下がれない!

何気に後ろを振り向くと
「あんた、よせよ!」では無く
「アニョハセヨ」と言ってる集団の挨拶である事に気付いた



一時間ほど寺院を見学し逆ルートを181のバスで戻り、今日の勝負の場所、釜山金井競輪場へと向かった

地下鉄2号線のセンタムシティ(駅番:206)でバスを降り
そこから水営(スヨン駅番:208,301)で3号線に乗換、蓮山(ヨンサン駅番:123,305)で1号線に乗換
地下鉄一号線終点駅の釜山競輪場に近い老園(ノポ駅番:134)へと移動した

そして、その老園(ノポ)駅の改札機に切符を入れても、またチャイムが鳴り出られなかった
学習能力で改札口を強引にまたいで外に出たが
本当に学ばなければならないルールに後で気づいた

地下鉄の券売機で日本語表記を選び”1区間=1300w”の切符を買っていた
本来、乗換すると”2区間=1500w”の切符が必要だった

センタムシティから、ここ老園(ノポ)駅までは3区間、券売機には3区間の選択ボタンは無かったので
その買い方はいまだに判らない


駅から競輪場まで地図を片手に歩いて向かった



約20分ほどあるいただろうか、それらしき光景が見えてきた



しかし、公園内の案内板をみても競輪場の場所が判らない



そこにたまたま通りかかった駐車場の警備員?を呼び止め
「ケイリン・バイスクール・レース」
ありとあらゆる手段で身振り手振りの表現したが、まったく判らないそぶり

そこでバッグにあった昨日訪問した際に持ち帰った”釜山競馬場”のマークシートを見せたところ



ある方向を指差ししてくれた



やっと競輪の匂いがし始めた

場内は撮影禁止、また”撮影を見つかったために画像をすべて消された”
とのネット情報もある

気付かれないように、そして差支え無さそうな準備中の写真を撮った
”隠し撮り”という言葉は使いたくないが、それがこれ

    

コースは333.3mバンクの6周勝負、日本の33バンクと同じ競技

今日のレースプログラムは

  부산(プサン)の1レースが13:05から始まり4レースまで続く

その後、
광명=光明(クァンミョン)=2006年2月に開設された京畿道の
競輪場でのモニター観戦が14:40から1~6R施行される

そして17:10に부산(プサン)の7Rが始まる
いったい부산(プサン)の5と6レースはどこにいったのか
謎である・・

その後、19:20から광명=光明(クァンミョン)の12Rの
モニターに変わり14R(20:10)で終了といった
全18Rを楽しめるスケジュールである

モニターで投票する光明(クァンミョン)競輪のレース
それも私には非常に興味があった
金を賭ける(ギャンブル)自転車競技は日本と韓国にしかない
日本の現存している44ヶ所の競輪場をすべてまわり終え
韓国にある3ヶ所の競輪場を回れば、世界の競輪場の踏破

今、釜山(プサン)競輪場、明日は昌原(チャンウォン)競輪場
に行く計画だ

今日、モニターで観る光明(クァンミョン)競輪場は
いつか行きたい世界踏破の最終の場所
そんな思いでレースを楽しむことにした

しかし、目の前で競走している画像を残したい
そう願っていた私に、突然幸運の女神が舞い降りてきた
その画像を紹介する前にマークシートの記入の仕方

 
まず場選び、左から釜山、光明、昌原の
それぞれの競輪場。一番右はミサリ競艇場

購入レース番号、サンプルは7R

次は式別、①は単勝、②は2連復、③は2連単
④は複勝、⑤は3連復そして⑥はキャンセル
1枚のマークシートで3種の投票が出来る
それが
への起票
2連復(1⇔2)なら↓の横マーク

2連単なら(2→1)なら↓の縦マーク

3連復(1,2,3)なら↓の横に並べてマーク

日本にあるBOXという買い方は無いので
必要以上にマークするとはじかれます
最後に金額

青は100w単位、赤は1000w単位、緑は万w単位

発券された車券

釜山競輪場で購入した釜山の車券
4Rを2連単1→3にて10,000w購入
釜山競輪場で購入した光明(クァンミョン)の車券
1Rを2連復2⇔5にて1000w購入

ダメもとで一人の警備員に話しかけた
まずタバコを吸う場所
スモーキングエリア?
「ドコデモスエルヨ、タダシ、タテモノナイハダメ」と言っただろう
確かに建物のドアには禁煙マークが貼っている

写真撮ってもいいですか?
「#$&%**#$~$&#」?
スマフォを出し、シャッターを押すジェスチャーに切り替え
「写真OK?」
しかし
「#$&%**#$~$&#」??

まったく先に進めない会話に偶然通りかかったお客の一人が
「スコシニホンゴハナセル・・」と言って
その警備員に韓国語で話してくれた

その後、警備員は無線で何やら会話している

そして私に、待ってろの合図
10分ぐらい足止めされただろうか
そこに一人のスタッフがやってきた

「コンニチハ」
「実はレースの撮影をしたい」
「モクテキ?」
「世界に競輪場は韓国と日本にしか無い」
「日本の競輪場、今は44ヶ所あるが、すべて回った」
「ここ釜山競輪場の写真もコレクションとして残したい」
「スコシマッテ・・!」


それからの時間が長かった
もうレースは動いているのに20分ほど待たされ
無線での合図を皮切りに

「イキマショウ、ワタシガイッショニイキマスカラ」と競技場内に行き
「ドコデトリマスカ?」

そして私が選んだ場所で撮影したのが↓



7車立て、先頭誘導員も日本と同じ
1番車白、2番車黒、3番車
、4番車
、5番車、6番車
ここまでは日本と同じだが7番車は
ピンク



日本とは違ってライン(仲間を組んで競走を有利に進める)のスタイルでは無い



そしてゴール、ラスト一周での鐘(ジャン)など日本のルールと同じである

どうせ見ても判らないハングル文字で書かれた出走表



この時点で、今日は
赤3黄5の3-5にて勝負しようと考えていた
だって、釜山競輪場でひらめいたのは



ぷーさん(赤3黄5)だ

そんな矢先
「サツエイハ、オワリマシタカ?」
と、そのスタッフに尋ねられ
「ありがとう」と答えると
「イッショニ、キテクダサイ」

場内の”STAFF ONLY”と書かれた扉の中
薄暗い廊下を通り抜け、突当りのエレベーターに乗り、最上階のとある部屋に案内された
写した画像の確認ならまずい
その前に撮った”隠し撮り?”の画像も持っている

ドアを開けると
「アニョハセヨ」と私を握手で迎えたのは、この競輪場の責任者であった
この方の撮影許可が下りるまで、警備員が「マッテ、マッテ」と言ってた時間が理解できた
もちろん、個人情報の観点から頂いた名刺の紹介は出来ないが

通訳出来るスタッフを間におき会話が弾んだ
私のスマフォの画像(日本の競輪場のナイター風景を写したもの=千葉県の松戸競輪場)を会話のテーブルに置き



さらに韓日交流は進んだ

特に興味を持たれた質問は
「カンコクノケイリンハ、タノシイデスカ?」
「ニホンノケイリントノチガイヲ、オシエテクダサイ!」
思いつくまま色々話した
「3連単の購入が出来ない事や、ラインを組まない事、7車立で日本のガールズ競輪の様だとか
マークシートにBOX購入が出来ないもどかしさや、日本のファンサービスの事や・・・」


韓国はスポーツの一環としての競輪事業、日本はギャンブル(売上の一部を福祉等の振興にあてる)姿勢など

あっという間に一時間ほど経過した


最後に
「アスハ、ドコイキマスカ?」
昌原(チャンウォン)競輪場に行く予定です
「チョットマッテ」
急に電話をし始め

「アスノ、チャンウォンノ、セキニンシャト、ハナシマシタ」
「インフォメーションニ、イッテクダサイ、シャシンダイジョウブトオモイマス!」
そして握手をして、観覧場所に戻り数レース楽しんだ


本来はもっと釜山金井の競輪を楽しむ時間を計画していたが
これはこれでなかなか経験できない時間に満足し


釜山金井競輪場を後にして



老園(ノポ)駅から西面(ソミョン駅番号=219&119)駅のロッテ免税店に向かった

釜山金井競輪場で(
赤3黄53-5)のぷーさん車券でひと山当て
土産として持ち帰る予定であった高級ブランド品売り場は通り抜け

タバコだけを買い、隣のロッテホテルのカジノに行った

   
 西面(ソミョン)駅の免税店近くのモチーフ  西面(ソミョン)のロッテホテルのカジノ

その後、ホテルに戻り
ベットに横になり目を閉じ始めたとき
その枕元に今朝会った神?仏?が仲間を連れ現れ

    

「シアワセハ、金(カネ)ダケジャナイ・・・」と囁いた



以上、釜山金井競輪場のレポートです